タイ株。スーパーマーケットのBig Cに投資をする方法
Big Cは、タイ旅行者だとあまり馴染みのないスーパーですが、タイ在住者だと知らない人はいないであろうスーパーです。
今年のコロナショックによる株安でタイ株投資を始めた方は、馴染みのあるBig Cに投資をしようと思った方もいるでしょう。そして、銘柄検索をして、上場しているはずなのに買えないと嘆く人もいるはずです。
Big Cは、昔は証券コード『BIGC』で上場していましたが、今は上場していません。ですから、いくら『BIGC』で探しても出てこないです。
では、どうやったらBig Cに投資をできるのかというと、『BJC』を買えばよいです。『BJC』はBerli Juckerという会社です。
Berli Jucker(BJC)
Berli Juckerのホームページ(https://www.bjc.co.th/)
なぜBerli Juckerを買えばBig Cを買うことになるのかというと、Berli JuckerがBig Cの株式をほぼ100%保有しているからです。
2017年Q1の決算説明資料です。
『2016年5月11日に、BJCはBIGCの株式を97.94%取得完了した』とあります。
では、実際にBJCのなかで、Big Cがどれぐらいの割合を占めているのかを見てみます。
BJCは4つの部門に分かれています。
PSC(Packaging Supply chain)
CSC(Consumer Supply Chain)
H&TSC(Healthcare & Technical Supply Chain)
MSC(Modern Retail Supply Chain)
これらのうち、MSC(Modern Retail Supply Chain)がBig Cの事業になりますので、MSCの売上と利益が占める割合を見ればよいですね。
現状、最新の決算説明資料である2019年Q4です。
MSCの売上は70%、利益は63%です。
BJCを買えば、6~7割がBig Cだと思って良さそうです。