職業訓練校の就職面談は厳しい!?4ヶ月間通って途中退校した感想
晴れて職業訓練校を辞めました。
職業訓練校の退校届けを提出なう。
— Mao (@Mao_kwb) 2016年7月19日
職業訓練校を休む、辞める方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
職業訓練校は失業保険をもらいながらスキルを学べるというメリットばかり強調されていますが、今日はマイナス面について話したいと思います。どんなことにも表と裏があるものです。
私がキツかったのは、不定期で行われる就職面談です。
私が通っているコースだけやたらに就職面談がキツかったです。先生次第ということでしょう。他の職業訓練校に行った人に相談したところ、
「あんな面談、はいはい言っておけば終わるじゃん」
と返答が。いや、ありえません。
就職面談でかけられるプレッシャー
入校した直後に、キャリアプランシートや履歴書を書きました。キャリアプランシートとは、就職に向けてどのようにアプローチしていくかを書くものです。
それらをもとにして、入校して1ヶ月の時点で就職面談が行われました。その面談時間が1時間を超える人もちらほら。
このような会話が繰り広げられます。
先生
「Maoさんは以前、訓練校で学んでいることとは違う分野で働かれていましたが、もとの職種で就職活動をする気はありませんか?」
Mao
「両方で考えています。」
先生
「もとの職種で就職活動をするなら、この学校で学んでいること、意味ないよね?それに、就職しても給料安いですよ?覚悟はあるんですか?」
Mao
「まだ1ヶ月しか経っていないので、決めかねています。もとの職種でも就職活動をしようと思っています。」
先生
「もし訓練校で学んでいることで就職する気がないのなら、失業保険の不正受給になる可能性があるよ。今日すぐにハローワークに行って、職業相談してきて。」
こんな感じです。ちなみに、3ヶ月を過ぎると厳しさがさらに増します。
職業訓練校とは
職業訓練校とは就職をすることが目的の学校です。ですから、「就職しろ!」とプレッシャーをかけてくる先生に正義はあります。
そして、私みたいにフラフラしたい人間が通うところではありません。少しだけなら嘘をついて適当にごまかすことはできますが、面談が1時間もあると嫌になってきます。「スキルだけ身につけたいので通いたいです」とは口が裂けても言ってはなりません。
補足しますと、私はもともとまったく違う職種で働いていたので、最初から「Maoはこの職業訓練校で学んだ分野で働く気はないだろう」と目をつけられていたことが原因の1つです。
あと、こちらが大きいかもしれませんが、私はよく「ヤル気がない」と他人から言われます。今回の職業訓練校でも、先生から「気だるそうにしている」と言われました。そんなこと言われたら、ヤル気なくしますやんw
もう1つは、私が20代で比較的若かったことですね。20代だったら普通は就職しますからね。
ちなみに、私はDIYコースに通っていました。ボロ屋を買ってセルフリフォームする不動産投資をすることが大きな目的でした。
就職面談のプレッシャーを軽減する方法
プレッシャーをかけられる就職面談なのですが、それを軽減する方法があります。というのも、これほどプレッシャーをかけられるのに就職しないで卒業していく人もいるのです。
その人曰く、就職のあてがあることを伝えておけばよいそうです。先生が気にするのは就職率のため、どの分野で就職するかは気にしないそうです。
しかしその方法では、結局「そのあてが外れて就職できませんでした!」ということを伝えなければなりませんから、そのときに先生から非難されるかもしれないと考えると、私にはできませんでしたね。
職業訓練校に4ヶ月間通った感想
社会人になってからでも新しいことを学べる学校があるというのは、本当に素晴らしいと思います。そして、社会人を1度経験してから再び学校に通うというのは新鮮でした。
週5はキツイと再確認させられました。「週5で通う」という一般的に当たり前の行為ができませんでした。訓練校に行きさえすれば、作業自体は仕事に比べると遥かにラクで、またトンカチでトントンやるのは楽しかったりもします。定時できっかり終わります。
「何回も復習する」というのは苦手でした。たとえば、「午前中はクロスを貼って、はがして、また貼って、はがして、、、」という復習する時間がありました。私は、2回ぐらい貼ってはがせば満足で、「もうええわ」と思うことが多かったです。同期のみなさんは頑張っていたので、正直に「すごい」と思いました。
同期には恵まれました。人間関係でストレスを感じることは1回もなかったです。こればっかりは運ですね。正直な話、他のコースにいる人たちは昼休みにドッジボールをして骨折するようなヤンチャな人たちもたくさんいたので、同期だったらストレス感じたかなって思います。
あと、これは私が通ったコース特有の現象かもしれませんが、資産格差が激しい印象を受けました。同期のなかには、大企業を定年退職した単なるDIY好きや不動産投資家といった経済的自由の人もちらほらいました。
いただいたコメント。職業訓練校によって様々なので、通うことを検討されている方は今回の記事で辞めないでくださいね。
@Mao_kwb 僕の学校はこんなに厳しくなかったです。しかし学校も訓練生がいればカネが入ってくるのでそんなにプレッシャをかけるのは疑問ですね。それにDIY好きの定年おやじなんてそれこそ意味がないのでは、と思いました。
— manekinekonomigite (@righthandofacat) 2016年8月1日