職業訓練校を「休む」「辞める」にはどうすればよいのか?

 

職業訓練校を「休む」「辞める」ことについて書きたいと思います。職業訓練校によって違いがあると思うので、参考までにお願いします。

 

 

職業訓練校で失業保険認定の対象となる欠席

 

まず、職業訓練校の授業を休むことについて書きます。

 

私用で休む場合は失業保険は支給されません。ただし、以下の必要書類を用意すれば、失業保険を受け取りながら休むことができます。

 

疾病または負傷

 

休むのが2日以内の場合は、病院、薬局、またはドラッグストアの日付と氏名入りの領収書。

 

休むのが3日以上15日未満の場合は、医師の証明書。

 

注意点は、土日をはさんで金曜と月曜に休んだ場合は4日間休んだことになることです。

 

親族の傷病

 

看病が必要との医師の証明書(15日未満の場合のみ)

 

親族の危篤または忌引

 

危篤の場合は医師の証明書。休める日数は、父母、配偶者、子が死亡したときは7日、祖父母、孫、兄弟姉妹、配偶者の父母が死亡したときは3日、それら以外の6親等以内の血族、3親等以内の親族が死亡したときは1日。

 

葬儀の場合は会葬礼状。

 

結婚式または新婚旅行

 

本人の場合は、招待状、旅行の日程表とパスポート。親族の結婚式の場合は、招待状と座席表。

 

入学式、卒業式の出席(中学生以下の子どもに限る)

 

学校名、日付、子どもの名前が確認できるもの

 

資格試験

 

受験を確認できる証明書

 

就職の面接

 

日付がわかる面接証明書

 

 

職業訓練校を休むもっとも簡単な方法

 

ながながと書きましたが、休む(ズル休み)のはとても簡単です。

 

1.朝、職業訓練校に電話をして「体調不良により欠席する」と伝える

 

2.ドラッグストアに行って風邪薬を買い、領収書を受け取る(宛名は本名)

 

3.先生に領収書を渡す

 

以上です。これで、失業保険を受け取りながら休むことができます。ドラッグストアでOKなのでかなりゆるいです。注意点は、連続で休めるのは最高2日間までということですね(とはいえ、悪質だと給付金受給詐欺とみなされ処罰されます)。

 

 

職業訓練校を辞める方法

 

次に、職業訓練校を辞めることについて書きます。

 

欠席を続けたら自動的に退校となるようですが、「訓練校を辞めます」と伝えるだけで簡単に辞められるので億劫がらずに言ったほうが良いと思います。 

 

私の場合は、不定期に行われる就職面談のときに言いました。辞める理由は、「訓練校で学んでいることとは違う分野で就職活動をすることにした」です。

 

そのあとは、退校届けを渡されるので記入して提出、身分証明書や名札を学校側に返却するだけです。

 

失業保険についてですが、職業訓練校に通った日数は失効されません。たとえば、7月15日に辞めた場合は、7月1日〜15日分の失業保険分を翌月に受け取れます。ですから、休み明けに伝えたほうが若干お得ですね。

 

また、辞めたあとにまだ給付期間が残っている場合、翌日から受け取れるようです。

 

 

先生に職業訓練校を辞めることを伝えたときの会話

 

参考までに、辞めることを伝えたときの会話を書きます。前提として、前回の就職面談のときに、「辞めるかもしれない」「職業訓練校で学んでいることとは別の分野で就職活動をする」ということを伝えてあります。

 

 

先生

「まずは、前回の面談時に受けると言っていた会社はどうなりましたか?」

 

Mao

「先週の水曜日に履歴書を出して、連絡待ちです(←嘘、何もしていない。就職活動をしないと怒られるので)」

 

先生

「ふむ」

 

Mao

「で、職業訓練校を辞めようと思っています。」

 

先生

(納得したかのように何回も頷く)

 

Mao

「というのも、前回先生がおっしゃっていたようにハローワークに行って求人票を見たのですが(←嘘、何もしていない)、やりたい仕事がなくて、このままですと就職活動をせずに訓練校に通うことになってしまうので、これはやはり良くないことだと思いました。いつ頃辞めればよろしいでしょうか?」

 

先生

「Maoさんの都合で大丈夫ですよ。」

 

Mao

「では、明日に(様子を伺いながら)、、、辞めようと思います。」

 

先生

「まぁ、Maoさんは自分の希望する職種に向けて専念するということなので、、、頑張ってください。」

 

 

以上で終わりです。あとは、事務的な内容でした。

 

もしかしたら、「人生はそんなに甘くないぞ! 」的なことで説教されるのかなと少し身構えていたのですが、全然そんなことなかったですね。