タイ株。病院の上場企業。少子高齢化が進むタイでは医療費増加が見込まれる

タイで上場している病院株を調べました。

 

タイの少子高齢化

まずはタイの高齢化の推移を見てみます。

 

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日本は圧倒的ですが、タイもこれから少子高齢化が進むことがわかります。

 

続いて人口ピラミッドです。

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populationpyramid.netより

 

少子高齢化は、人口ピラミッドからわかるように(ほぼ)確約されている未来です。

 

日本の医療費増加

ここで、高齢社会を突っ走る日本の医療費増加の推移を見てみましょう。

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Answers Newsより

 

見事な上昇トレンドです。少子高齢化が進むタイでも、これから医療費が増加していくことが予想されます。

タイに上場している病院株

ずら~と列挙します。

・THAI NAKARIN HOSPITAL (TNH)

・AIKCHOL HOSPITAL (AHC)

・BANGKOK CHAIN HOSPITAL (BCH)

・BUMRUNGRAD HOSPITAL (BH)

・CHULARAT HOSPITAL (CHG)

・MAHACHAI HOSPITAL (M-CHAI)

・NONTHAVEJ HOSPITAL (NTV)

・RAMKHAMHAENG HOSPITAL (RAM)

・BANGKOK DUSIT MEDICAL SERVICES (BDMS)

・CHIANG MAI RAM MEDICAL BUSINESS (CMR)

・VIBHAVADI MEDICAL CENTER (VIBHA)

・JCK HOSPITALITY (JCKH)

・LADPRAO GENERAL HOSPITAL (LPH)

・RAJTHANEE HOSPITAL (RJH)

・RATCHAPHRUEK HOSPITAL (RPH)

・WATTANAPAT HOSPITAL (WPH)

・EKACHAI MEDICAL CARE (EKH)

・TECHNO MEDICAL (TM)

・THONBURI MEDICAL CENTRE (KDH)

・Samitivej (SVH)

 

想像したよりもたくさんありました。注目すべきはBDMSです。時価総額はタイで1位でありながら、成長率とPERはもっとも高いです。BDMSはBHとRAMSVHの株式をそれぞれ20.54%、38.24%、95.76%保有しています。

PERとCARG(売上)の比較

2014-2017の4年間で、売上がプラスの病院を比較してみました。横軸が売上成長率、縦軸がPERです。2018年9月3日終値です。

 

成長率とPERの関係から、M-CHAIも良いかもしれません。 病院株は、えてして成長率に比べてPERが高い印象を受けます。とりあえず、○○ショックが起これば、BDMSに突撃で良いのではないでしょうか。

BDMSについて

BDMSは、6つの病院グループを管理、運営しています。

・Bangkok Hospital

・Samitivej (SVH)

・Royal Hospital

・Phayathai

・Paolo Memorail Hospital

・BNH

 

私はバンコクでは2回ほど病院にお世話になっており、それはBNHとPhayathai病院だったのですが、どちらともBDMSの病院だったようです。 また、BDMSは上場している病院株のなかで、時価総額世界2位です(これは私の計算ミスでしょうか?間違っていたら教えてください。更新日は2018年9月11日)。

1位 : Hospital Corporation of America (HCA) 米国(時価総額45,505M米ドル)

2位 : BDMS タイ (時価総額12,294M米ドル)

3位 : Universal Health Services (UHS) 米国(時価総額11,634M米ドル)

4位 : IHH Healthcare Berhad (Q0F) マレーシア(上場はシンガポール)(時価総額11,103M米ドル)

5位 : Ramsay Health Care (RHC) オーストラリア(時価総額7,822M米ドル)

 

為替レートは、 米ドル/シンガポールドル = 0.73、 米ドル/オーストラリアドル = 0.71 米ドル/バーツ = 0.03 を用いました。 1位のアメリカは納得なのですが、2位にタイってすごく違和感を感じます。