お金持ちのお金に対する感覚とサンクコスト効果
最近、不動産投資に興味を持って不動産投資家の本やブログを読んでいるのですが、
お金持ちのお金に対する感覚は一般人と異なるなぁと改めて思います。
不動産投資の本を大人買い。ふふふ。 pic.twitter.com/gZrWQqcCCU
— Mao (@Mao_kwb) 2015, 3月 3
よく言われていることですが、考え方やアイデア、経験といったものにはお金を支払ったほうがいいというものです。
そして、簡単にレンタルできるマイホームや車を所有することは後回しです。
お金を支払う対象の優先順位を考えて、買い物の順番を変えるだけで、人生が激変するとは恐ろしい話です。
それにしても思うのですが、われわれ会社勤めの労働者は手元にあるお金を大事にしたいという考えが、サンクコスト効果によってお金持ちよりも強くなる傾向があると思います。
(サンクコスト効果とは、人が行動した結果、その際に生じたコストがあとの意思決定に影響を及ぼすというものです)
この場合のコストとは、自らの労働力です。たとえば、数万円のセミナーがあった場合、自分の時給を計算してそのセミナー代金は労働◯◯時間分と計算をして、「そんな大金支払えるか!」といったことになりがちです。
合理的に考えるのであれば、そのセミナーは数万円の価値があるかどうかのみで判断するべきなのですが。
一方、お金持ちの場合、不労所得が多いので、合理的に判断をすることができるんですよね。
結果的に、一般人がしり込みする高価なノウハウを涼しい顔をして購入することができて、一般人との差がさらに開いていくことになります。
また、節約の落とし穴もこれと同じようなことです。
お金持ちになるためには無駄な出費をしないということは必須なのですが、
節約にこだわり過ぎると病的になり、小さなお金を重視しすぎることになります。
そして、小さなお金に自分の行動がひも付けされて、高価な物を買えなくなるといったことに陥ります。
不労所得がない最初のうちは、本能に反する嫌なことなのですが、自分で汗水垂らして得たお金を無形の知識、アイデア、ノウハウに投入していく必要があります。サンクコスト効果は文字通り意識から埋没させてね。