小型株の空売りで1000万円の損切り。2019新型コロナのマスクバブル

やってしまいました。マスク銘柄の小型株の空売りで踏まれ、1000万円を超える損失を出しました。正確な損失額は、11,100,146円です。

 

安易な信用売り、ロット管理不足、損切りなし。

 

もうすぐ投資を初めて13年目になるところに、この内容での損失は恥ずかしい。去年に増やしたお金の大部分を失いました。

 

私は資産を4つぐらいにわけて管理しており、そのうちの1つが今回損失を出した1400万円の口座だったのですが、300万円になってしまいました。追証寸前になり、泣く泣く損切りしました。

 

エボラのときは恐かったのですが、2019新型コロナについてはまったく大したことがないと判断しました。市場の過剰反応で、その鞘を簡単に取れると思い、空売りしました。結果的には、簡単に損をしました。びっくりするほど値動きが軽かったです。

 

また、2019新型コロナは実経済に大きく影響が出ています。完全に外しました。そして、「上がるから買え、ワッショイワッショイ」といったバブル的な価格の値動きは、空売りをしている側からするとかなりの恐怖でした。

 

以下は、私がニュースをリアルタイムで記録していったものです。Wikipediaなどを見ていると数字が違ったりしますが、あとから修正されたのか、もしくは、出典が異なっているのだと思います。

 

2020年1月21日(火)

 

感染者数222人、死亡数4人(2020年1月21日朝6時)。

 

興研(7963)の空売り開始。@1986円で5700株。

 

1日の値動き。

始値1826円、高値2100円、安値1803円、終値2044円、出来高2,230,900株。

貸株残高107,000株(新規86,100株)、融資残高26,400株(新規23,100株)。

 

興研(7963)は、通常の出来高は10万株に満たないので、出来高200万株超えはかなり多いです。

 

私の日記。

『1週間我慢できるか?勝率は高いと思う。ニュースを見ていると、感染者は200人ほどだが、実際には1700人ほどいるのではという指摘。ずっと株価のことが気になって、仕事にならず。これは踏まれる兆候か。明日、ストップ高で、損失300万円。空売りは損失が一気に吹き上がりそうなところが怖い。ポジションの建て過ぎ。24日(金)から春節。』

 

ポジションを建て過ぎていることは理解していたので、ここで減らしておけばよかったです。

 

ニュース。

この日、値下がりが目立ったのが航空や観光、化粧品といったインバウンド(訪日外国人旅行者)関連株。 一方、マスク製造などを手掛ける企業の株価は大幅に上昇し、投資家が新型肺炎の拡大を警戒する姿がうかがわれた。 市場関係者は、「現時点で経済活動に具体的な悪影響はないようだが、アジアからの観光客の動きなどには注意を払いたい」(銀行系証券)と話していた。

 

2020年1月22日(水)

 

感染者数440人、死亡数9人。

 

朝のニュース。

アメリカで初の発症、武漢訪問歴のあるシアトルの男性からコロナウイルス。

 

1日の値動き。

始値2244円、高値2334円、安値2063円、終値2146円、出来高4,110,400株。

貸株残高326,500株(新規227,400株)、融資残高56,400株(新規39,900株)。 

興研(7963)は引け後に売り禁。 

 

私の日記。

『始値2244円、始めの5分足で高値2334円、そのあと下落。とりあえず落ち着いただろうか。明日は下落希望。 出来高400万株越えは多い。今日の売りが正解だったのか。次からは、出来高100万株越えを目途に、その次の日から売買しよう。コロナウイルス、まず大丈夫だと思うんだけど、株価はこんなに上がるんだな。

 

本日、売り禁。株価の影響はどうだろうか。正直、上がるような気がする。

 

一週間我慢しよう。ここで投げるのは絶対にだめ。PTSは相変わらず上げている。本日、WHOの緊急会議が日本時間20時より。 ニュースを見ると、武漢に行っている人以外、ほぼ感染していない。大丈夫なレベル。』

 

夜のニュース。

この日は午前中に中国政府が新型肺炎の患者数440人、死者9人と発表したが、 「想定の範囲内で、投資家心理は回復し、買い意欲が強まった」(中堅証券)という。 上海株が底堅く、香港株が反発したことも追い風となり、日経平均は心理的節目の2万4000円台を回復した。  新型肺炎について「中国人が国内外に移動する春節後の状況を見極めない限り、懸念は消えない」(ネット証券)と警戒感は強い。 市場関係者からは「欧米圏や日本など中国の外に感染が拡大し続ければ、日経平均の下落要因になる」(銀行系証券)との指摘も出ていた。

 

2020年1月23日(木)

 

感染者546人、死亡数17人(2020年1月22日夜発表)。

 

朝に武漢閉鎖のニュース。 

武漢市は23日未明、公共交通の遮断に乗り出し、市外に向かうための鉄道駅や空港を一時閉鎖すると発表した。「特殊な事情がなければ、市民は武漢から離れてはいけない」とも呼びかけており、事実上の移動制限に乗り出した形だ。

発表によると、閉鎖は23日午前10時(日本時間同11時)から。 このほか、市内全域の公共バスや長距離バス、地下鉄、フェリーも一時、運行を停止する。 22日までの新型肺炎による中国国内での死者は、いずれも武漢市のある湖北省にいた17人となっている。

 

1日の値動き。

始値2160円、高値2223円、安値1951円、終値2006円、出来高1,072,000株。

貸株残高262,900株(新規20,400株)、融資残高54,700株(新規10,000株)。

逆日歩13.2円(3日分)。

 

私の日記。

『興研の株価のめっきは剥がれた。 WHOからは、緊急事態宣言の見解保留とのこと。予想通り。明日からは、空売り玉も少なくなって、逆日歩は0.05円に戻ると思う。川本産業のみストップ高。アゼアス、重松、シキボウは同じように下落。5700株の売り玉をすべて持ち越し。明日にナイアガラ期待。』

 

夜のニュース。

新型コロナウイルスで死亡した17人(48~89歳)のうち、基礎疾患を有していたのは11人 (糖尿病5人、高血圧6人、脳梗塞3人、パーキンソン病2人、腎不全2人、冠動脈疾患2人、肝硬変1人[重複あり])、既往歴不明が6人。 死亡例は、2人を除く全員が60歳以上。

 

2020年1月24日(金)

 

感染者数830人、死亡数25人。

 

朝のニュース。

WHO現時点では人から人の感染は中国で家族内と医療関係者に限定されており、世界的な脅威と指定するには時期尚早と判断した。テドロス氏は記者会見で、深刻な症状に陥る人が感染者の約4分の1に当たり、死亡者の多くは高血圧などの基礎疾患を持っていたと説明した。 ただ、人から人への感染は中国以外の国・地域では確認できていないという。感染源として疑われる動物もまだ特定できていない。 中国政府は拡大の食い止めを狙い、武漢のほか周辺地域の交通を遮断している。 ただ、人口約1100万人の武漢で、春節休暇前に市外に出発した市民は300万人以上いるとの試算もあり、封鎖の有効性は未知数だ。

 

1日の値動き。

始値2002円、安値1947円、高値2250円、終値2175円。出来高1,544,500株。

貸株残高123,400株(新規2,800株)、融資残高39,900株(新規16,200株)。

逆日歩8.4円(1日)。

 

私の日記。  

『昨日から安堵していたが、本日、ベトナムで中国人親子にコロナウイルスが発見されてかわからないが、前場で株価は4%ほど上がった。本日から春節。5700株売りは継続中。中国の発表が信じられない場合、人から人への感染が増えており、すでに把握できていない可能性がある。 ただしその場合、日本でもっと見つかってよいはず。

 

後場で+10%以上の暴騰。ババ抜きゲームだと思うが。あとから考えると、少しプラスになったところで利確して、ポジションを軽くしておいて、シキボウの売りに切り替えてもよかった。勝負は来週に持ち越し。週末にどれだけニュースが出るかだろう。週末は誰しもがニュースを警戒する(春節)、だから売りの期待値はプラスだと思う。

 

2回もプラスでの逃げ場があったので、そこで欲をかいた。もう上がらないと思った。少しは減らすべきだったかな。ナイアガラに期待していたが、昇龍拳をくらってしまった。

 

コロナウイルスが大したことないことに賭けていたのだから、それは今も同じ。週末にも特に大きなニュースは出ずに、週明けに下落を期待。それにしても、精神を削られる取引だ。2003年のSARS騒動を見ると、週末に大したニュースがなければ、週明けに利確のチャンスがきそう。そこで手放す。』

 

夜のニュース。

外務省は24日、新型コロナウイルスが多発している中国湖北省に対し、 感染症危険情報の4段階のうち、2番目に危険度の高いレベル3の「渡航中止勧告」に引き上げた。  外務省は23日に湖北省武漢市に対し、「不要不急の渡航自粛」を求めるレベル2を発出したが、 武漢市の周辺市でも、公共交通機関の停止や道路の封鎖が発表され、感染の地理的拡大が懸念されることから、 湖北省全体をレベル3に引き上げることとした。

 

2020年1月25日(土)

 

感染者1287人、死亡数41人。

 

ニュース。

中国政府は25日、国内の旅行会社に対し、すべての団体旅行を中止するよう命じた。 中国国内の団体旅行は24日から中止しており、日本を含めた海外旅行も27日から中止する。 中国政府は異例の対策で、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が中国から世界に広がるのを防ぐ狙いとみられる。

 

日記。

『流石に下がると思う。コロナウイルスが大したことないことに賭けて空売りしていたが、中国政府の旅行禁止に助けられる形となった。 あとは、明日のニュース次第。』

 

2020年1月26日(日)

 

感染者1975人、死亡数56人。

 

日記。

『今日の夢は、興研がストップ安する夢だった。実際には、売り長で空売りが溜まっていて利確もあるから、ストップ安まではいかないかな。 300円値幅ぐらいだろうか。でも、ここから買いポジションの人たちは盛り上がるのかな?興研、始値GDスタートを希望。そこから、終値とGDの価格の半分ぐらいの値幅を目処に、指値するのが良いだろうか。』

 

 

2020年1月27日(月)

 

感染者2744人、死亡数80人。

 

朝のニュース。

衆院予算委員会は27日午前、安倍晋三首相らが出席して2019年度補正予算案に関する基本的質疑を行い、実質審議入りした。  首相は、中国を中心に感染が拡大している新型コロナウイルスによる肺炎について、28日の閣議で感染症法に基づく「指定感染症」に指定する方針を表明した。自民党の福井照氏への答弁。 

 

1日の値動き。

始値2460円、安値2338円、高値2675円(ストップ高)、終値2675円(ストップ高)、出来高2,195,100株。

貸株残高81,500株(新規8,800株)、融資残高30,200株(新規5,900株)。

アゼアス増し担保規制、シキボウは売り禁。 

 

日記

『マスク銘柄軒並みストップ高達成。興研の損失はマイナス400万円突破。辛い。悪いニュースが目立ち始めた。感染者が急に増加しているからだ。結局ストップ高はりつき。明日もストップ高なら、累計損失は700万円マイナス。胃が痛い。

 

川本産業の6連続ストップ高。これがあったから、外すべきだったか。

 

タイ株も安くなっており(中国からの渡航禁止があったから)、世界的に影響を受けている。この混乱が収まるまで、興研は上がり続けるのか?

 

海外で感染者が出た時点で、統計学的に数百人はありえない。だから、感染者が数千人になってマインドが悪化することを予想しておくべきだった。 そして、感染者が増加しているときは、マスク銘柄は上がり続ける。北大教授の推定5千人の記事が出たところで、売りポジションの解消に動くべきだった。

 

ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

2回ストップ高で死亡。

ファッっっっっっっっっっっくー』

 

ニュース。

香港メディアによると、香港大の梁卓偉・医学院長は27日、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の発症者について 25日現在、武漢市だけで2万5000人を超え、潜伏期の感染者も含めると約4万4000人に上る可能性があるとする試算結果を発表した。 今後、感染者は重慶や北京、上海、広州などで急増した後、4、5月ごろにピークを迎え、6月ごろから減少するとの見方を示した。 試算結果を世界保健機関(WHO)に報告するとしている。

 

2020年1月28日(火)

 

感染者数4474人、 死亡数82人。

 

朝のニュース。

【AFP=時事】世界保健機関(WHO)は27日、中国の新型コロナウイルスが世界に及ぼすリスクを「中程度」と評価したことは誤りだったと認め、 「高い」に修正したことを明らかにした。  WHOは26日夜に公表した日報で、ウイルスのリスクについて「中国では非常に高い、周辺地域では高い、世界的にも高い」とした上で、 23、24、25日の日報では世界的なリスクを誤って「中程度」と表記していたと説明した。  ただ、今回の評価修正は「国際的な公衆衛生上の緊急事態」の宣言とは異なる。 WHOのファデラ・シャイーブ(Fadela Chaib)報道官は「表現の誤り」があったとのみ説明。 WHOは、このリスク分類が意味するものは何かとの問いに対し、「深刻度、広がり、対処能力を考慮した世界的リスクの評価だ」と回答した。

 

昼の日記。

『前日終値から株価が下がることで、精神的にこれほど楽になるのか。1週間もすれば、だいぶ落ち着いているかな。興研の空売りから1週間経過。それにしても、なんでこんなにマスク銘柄が上がるのかまったくわからんな。ただのマネーゲーム。落ち着くまで待てれば勝ち。興研の本決算は2月12日(水曜日)、あと2週間。それまで待つのは嫌だなぁ。国内で中国渡航履歴のない日本人に感染者が出るかどうかなんだよな』

 

ニュース。

中国衛生当局の担当者: 「この新型肺炎は、潜伏期間にも伝染する可能性がある。これがSARSとの違いだ」

 

1日の値動き。

始値2775円、安値2303円、高値3060円、終値2500円(前日比-175円)、出来高3,718,200株。

貸株残高115,000株(新規38,100株)、融資残高50,500株(新規27,000株)。

興研、重松に増し担保規制。

 

日記。

『おっしゃあ;ああぁぁぁぁああああぁぁぁ!

 

あとは、本日のうちに悪いニュースが出ないことを、、、願う。

 

シキボウ-6.68%、重松+0.34%、川本+23.65%(ストップ高)。

 

過去の株価を見てると、簡単には1500円ぐらいには戻らない。2000円ぐらいで損切できるか?今日は良いしこり玉ができた。これで上がりにくくなるだろう。急騰銘柄は両建てして、増し担保を狙って買いを解消するのがよさそう。これで激しい値動きとはおさらばで、下がってくれるだろうか。』

 

少し落ち着いていたころに、日本国内二次感染のニュース。

加藤勝信厚労相は28日、国内で新たに2例の新型コロナウイルス感染者が確認されたことを明らかにした。 1人は中国の滞在歴がないバスの運転手で1月に2回武漢市からのツアー客を乗せた。 

 

日記。

『増し担だから、そこまで上がらないのではないかな。それにしても、出てしまったか。昨日の時点で国内感染者が出ていたら、ストップ高で追証になっていたと思う。今日で助かったかも。増し担保がどれだけ効果があるのか。PTSの株価、日経先物を価格を見ていても大丈夫っぽい。もともと収益期待ではなく盛り上がり期待。どれだけ盛り上がれるかが勝負の銘柄。 本日で一旦天井をつけてしこりが残り、そこに増担保。もはや、上昇する力はないと見る。』

 

2020年1月29日(水)

 

感染者5997人、 死亡数132人。

 

ニュース。

【AFP=時事】中国の国営メディアによると、世界保健機関(WHO)は28日、 新型コロナウイルスによる肺炎が流行している中国から外国人を避難させることは不必要だとの見解を示した。 国営新華社(Xinhua)通信は、WHOが「外国人の避難はさせることは勧めず、 国際社会に対して、落ち着いて過剰反応しないよう呼びかけている」と報じた。  WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は北京を訪問し、 習近平(Xi Jinping)国家主席を含む中国当局者らと感染封じ込めの対策について話し合ったが、 WHOはテドロス事務局長のコメントについて「明確な説明を待っている」状態だと述べた。  WHOのクリスチャン・リンドマイア―(Christian Lindmeier)報道官によると、テドロス事務局長は28日夜にスイスのジュネーブに戻る。  日本や米国など複数の国はすでに、新型コロナウイルスによる肺炎の発生地である武漢(Wuhan)市から自国民を安全に脱出させるための対策を講じている。 新型肺炎により、中国国内ではこれまでに130人以上の死者が出ている。

 

1日の値動き。

始値2560円、安値2560円、高値3000円(ストップ高)、終値3000円(ストップ高)、出来高2,941,900株。

貸株残高140,300株(新規34,200株)、融資残高54,300株(新規16,100株)。

 

日記。

『川本産業、本日もストップ高ではりつき中。本日ストップ高になれば8連続。明日ストップ高をくらったら、追証。明日追証になるかどうか、明日がクライマックスだと思う。明日で決まる。増し担保関係なく上がってしまったな。川本産業がどうなるか。川本産業がストップ高してるのに、入ったのが間違いだったな。損切すべきだった。。』

 

2020年1月30日(木)

 

感染者7736人、死亡170人。

 

昼の日記。

『ストップ高はりつきで、買い戻すこともできない。このまま追証。まったくクライマックス感がなく、明日も上がりそう。まじでつらいな。ただストップ高で3700円でよいから買って助かりたい。引けでストップ高銘柄をチェックしておく。

 

こりゃまいったな。』

 

反省

大きなミスだと思うのは、1つはロットの大きさ。今後は、入金額を少なくして対応したいと思います。

 

もう1つは、2020年1月28日に、日本国内で2次感染が出たときに、PTSで買いの損切りをしなかったことです。国内感染が出たら株価が盛り上がりそうなことはずっと思っていて、時限爆弾のようなイメージでした。実際に28日の夜にニュースが流れたときは、自分の負けを認めなければならないときでした。

 

しかし、28日の日中の値動きはクライマックス感があり、また増し担もありました(アゼアスは増し担で下げていた)。ニュース後のPTSと日経先物の値動きを見て、上がる力はそんなに残っていないという希望を持ってしまいました。

 

そこから怒涛の2連続ストップ高をくらって、心が折れました。 追証になるわけにはいかないので、30日と31日で買い戻しを行ったのですが、 31日のPTSからマスク銘柄のストップ安が始まります。