タイに1年半住んでみた
タイ生活を開始してから1年半が経過しました。思うところは、夜遊びをするところとしては最高、子供を育てるところとしては最悪、仕事をするところとしてはなかなかよい、といったところです。
夜遊びについては、特に説明する必要はないでしょう。
子供を育てるについては、お金がかかるということです。お金をかければ問題ありません。お金をかけられないのであれば、日本で育てたほうが良いです。というのも、お金がなければ私立ではなく政府の学校に行くことになりますが、プライベートで関わり合いたくない親たちの子供と一緒に勉強することになるからです。
マリファナの常習者や売人が普通にいます。タイに住んではっきりとわかりましたが、少し道を外れたら、簡単にマリファナを手に入れられます。
「マリファナはタバコよりも安全だ!」なんていう論文もありますし、タイでは医療目的でマリファナが合法化されたりとマリファナ自体はそこまで危険視するものではないのかもしれませんが、犯罪を行っている人自身が問題です。
また、借金漬けの人がたくさんいます。 一度買うと決めたら、我慢ができない人が多いのでしょう。借金をして買います。先進国で使用されている車やスマートフォンは、税金によってさらに高い値段で売られており、 しかし、月給は少ないがゆえに、借金をするしかないのです。
借金をすると、人生ドツボにはまります。この本がわかりやすいです。
いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
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ただし、これらも良いところの裏返しなのかもしれません。信号が赤なのに止まらない車、それを気にしない警官、しかしノーヘルには異常に厳しい警官、ウォーキングストリートで取り締まりが行われたと思いきや、『ここに違法(売春)なことはなかった。問題ない』と述べる警官。すべては権力者の気分次第。ルールなんてないさ、まったりいこうぜ。
日本にある同調圧力に嫌気がさした人たちは、この意味がわからない自由さに心を奪われているのかもしれません。
仕事をするについては、単純に日本よりラクです。やたらに仕事が速い優秀な方ももちろんいるのですが、基本的には連絡を待っている時間が増えました。締め切りもあってないようなもので、それによって日本の本社からは怒られたりするのですが、どうしようもありません。本社が私からの連絡を待っているように、私も現地で連絡を待っているのです。同じことです。マイペンライの精神でいることにしています。あと、私の場合は車で送迎してもらっているので、朝起きたときにいつも会社に行きたくないと思うのですが、コンドミニアムからさえ出られたら、あとは車に座っているだけで出社できるので、助かっています。電車通勤だったら身体がもちません。
それにしても、タイで仕事をしていると、あれだけワクワクしていたタイ行きの飛行機にまったくワクワクしなくなりました。
日本に住んでいるとタイに行くのはすごく楽しみになるけれど、タイに住んでいると日本に帰るのがすごく楽しみになる。
— Mao (@Mao_kwb) September 5, 2019
そして、仕事のことを考えてタイに来るのは億劫。日本にもう少しいたい。