タイ株。保有株のBIG CAMERA(BIG)の下落がすごい

2018年10月から投資をしているBIG CAMERA(BIG)の下落がすごいです。@1.30までは強気だったのですが、@1.20まで下落しており、想定を超える下げとなっています。

 

f:id:Mao1:20190121124442p:plain

 

 

BIGの指標

f:id:Mao1:20181124161840p:plain


2018年Q3の時点で、ROA 28.92%、ROE 40.22%です。また過去の利益を見ても、すさまじい収益力を誇っています。

 

・BIGはなぜ高収益なのか?

・なぜ株価が下がっているのか?

・配当金はいくらになりそうか?

 

これらの疑問の答えを私なりに考えました。

 

BIGはなぜ高収益なのか?

Big Cameraのビジネスは、カメラを仕入れて店舗で売るというものです。高い利益率を確保するためには、

 

1.安く仕入れて高く売る

2.効率性が良い

3.販売コストを下げる

 

の3点が考えられます。

 

ここで、名前も似ている日本のビックカメラ(3048)と比較をして、上記の点を確認したいと思います。

 

1に関しては、商品の原価率を調べればわかります。売上原価率はそれぞれ、

 

Big Camera

2017年:68.64%

2018年Q3:71.67%

 

ビックカメラ

2017年:72.32%

2018年:72.03%

 

となっており、収益の差ほど両者に違いはありません。また、2の効率性に関しても、売上資産回転倍率を比較しても、さほど違いはありません。ということは、販売コストが、Big Cameraのほうが低いと予想できます。実際に売上高販管費率を比べてみると、

 

Big Camera

2017年:15.43%

2018年Q3:16.73%

 

ビックカメラ

2017年:24.92%

2018年:24.77%

 

となっており、Big Cameraのほうが8%ほど低いです。これは、ビックカメラは大型店舗を構えているのに対して、Big Cameraはショッピングモールに賃貸料を支払って店舗を構えていることが原因でしょう。

 

なぜ株価が下がっているのか?

さて、高い収益力を誇っているBig Cameraは、なぜ株価が下がっているのでしょうか。

 

まずは、利益の推移です。

成長が鈍化していることがわかります。

 

また、在庫に関しても、増加傾向です。

 

 

最後に、営業CFです。2017年は、当期純利益774.43 Mbahtに対して、営業CFは242.78 Mbahtです。帳簿上の利益はああっても、実際に現金は入ってきていない点が気になります。

 

配当金はいくらになりそうか?

最後に配当金です。SETでは、現在@1.20の株価で配当利回り10.83%となっていますが、2019年は半分ぐらいではないかと思います。つまり、5%ぐらいということです。

 

なぜなら、配当金は銀行からお金を借りて支払っているからです。

 

とりあえず、2019年2月に発表される決算を見て、投資継続の判断をしたいと思います。