タイ株。保有株のBIG CAMERA(BIG)の下落がすごい
2018年10月から投資をしているBIG CAMERA(BIG)の下落がすごいです。@1.30までは強気だったのですが、@1.20まで下落しており、想定を超える下げとなっています。
タイ株のBig Camera(BIG)を新規購入。景気悪化にけっこう弱そうだけど、指標的に安くて我慢できず。
— Mao (@Mao_kwb) 2018年10月16日
BIGの指標
2018年Q3の時点で、ROA 28.92%、ROE 40.22%です。また過去の利益を見ても、すさまじい収益力を誇っています。
・BIGはなぜ高収益なのか?
・なぜ株価が下がっているのか?
・配当金はいくらになりそうか?
これらの疑問の答えを私なりに考えました。
BIGはなぜ高収益なのか?
Big Cameraのビジネスは、カメラを仕入れて店舗で売るというものです。高い利益率を確保するためには、
1.安く仕入れて高く売る
2.効率性が良い
3.販売コストを下げる
の3点が考えられます。
ここで、名前も似ている日本のビックカメラ(3048)と比較をして、上記の点を確認したいと思います。
1に関しては、商品の原価率を調べればわかります。売上原価率はそれぞれ、
Big Camera
2017年:68.64%
2018年Q3:71.67%
ビックカメラ
2017年:72.32%
2018年:72.03%
となっており、収益の差ほど両者に違いはありません。また、2の効率性に関しても、売上資産回転倍率を比較しても、さほど違いはありません。ということは、販売コストが、Big Cameraのほうが低いと予想できます。実際に売上高販管費率を比べてみると、
Big Camera
2017年:15.43%
2018年Q3:16.73%
ビックカメラ
2017年:24.92%
2018年:24.77%
となっており、Big Cameraのほうが8%ほど低いです。これは、ビックカメラは大型店舗を構えているのに対して、Big Cameraはショッピングモールに賃貸料を支払って店舗を構えていることが原因でしょう。
なぜ株価が下がっているのか?
さて、高い収益力を誇っているBig Cameraは、なぜ株価が下がっているのでしょうか。
まずは、利益の推移です。
成長が鈍化していることがわかります。
また、在庫に関しても、増加傾向です。
最後に、営業CFです。2017年は、当期純利益774.43 Mbahtに対して、営業CFは242.78 Mbahtです。帳簿上の利益はああっても、実際に現金は入ってきていない点が気になります。
配当金はいくらになりそうか?
最後に配当金です。SETでは、現在@1.20の株価で配当利回り10.83%となっていますが、2019年は半分ぐらいではないかと思います。つまり、5%ぐらいということです。
なぜなら、配当金は銀行からお金を借りて支払っているからです。
とりあえず、2019年2月に発表される決算を見て、投資継続の判断をしたいと思います。