セミリタイア企業の紹介その1【岩塚製菓(2221)】。保有している中国旺旺HDの株式が総資産の約85%を占める
私は20代で仕事を辞める予定です。
仕事を完全に辞めるのではなく、好きなときに働きながら、
配当金収入などで生活費を賄うことを目指しています。
さて、このように配当金収入や不動産の賃貸収入などのいわゆる不労所得を得ているのは、個人だけではなく事業を行っている企業も同じです。
私は、配当金収入や不動産の賃貸収入が多い利益構造の企業を、
セミリタイア企業
と名づけました。
セミリタイアを目指している人は類似性の法則により、セミリタイア企業が好きになるかもしれないですね。
本日は、岩塚製菓(2221)を紹介します。
企業概要
岩塚製菓株式会社、証券コード2221。設立は1954年。
新潟県長岡市に本社を置く、煎餅やあられなど、米菓の製造・販売を行っている食品会社。
利益構造
岩塚製菓は、1980年代から中国旺旺HD(00151.HK)に製造技術の供与を開始しました。
現在、旺旺HDは時価総額1兆7千億円にも達する大企業になっており、
岩塚製菓はその旺旺HDの発行済株式のうち約5%を保有しています。
結果として、14年3月期の岩塚製菓の総資産は約110億円に対して、
保有している旺旺HDの株式は94億円となっており、
岩塚製菓の総資産の約85%が旺旺HDの株式という面白いことになっています。
そんな岩塚製菓の利益構造を見てみると、
本業の収入である営業利益よりも、株式の受取配当金のほうが多いです。
10年度〜12年度は、営業利益は赤字にもかかわらず、
受取配当金の収入により黒字達成です。
旺旺HDのお菓子を買ってみた
現在、私は中国出張中です。
「甘くないお菓子なんてお菓子じゃない。」と思っている私ですが、
せっかくなので、旺旺HDの煎餅を買ってみます。
煎餅を買うのは人生で初めてかもしれません。
とりあえず、旺旺の煎餅を買いにスーパーへ向かいます。
煎餅がどこの陳列棚に置かれているのか皆目検討もつきませんが、
旺旺といえば、中国では誰もが見たことのあるキャラクター。
この日本昔ばなしに出てきそうな少年を見つければ大丈夫。
煎餅購入初心者の私でも大丈夫。
早速発見しました。
むっちゃおるわ。
煎餅だけではなく、牛乳も売っているようです。
煎餅を食べながら牛乳を飲むのが旺旺スタイルだと勝手に決めつけて、
煎餅(3.8元)と牛乳(2.8元)を購入しました。
「煎餅なんて塩っ辛いだけなんでしょ?」なんて思いながら食べてみると、
美味しい!
煎餅も牛乳もおいしい!
美味しさの秘訣は。。。
白砂糖!
砂糖万歳\(^o^)/
バリュエーション
Yahooファイナンスより、岩塚製菓(2221)のバリュエーションを見てみます。
15年2月9日終値です。
株価 : 6,510円
配当利回り : 0.28%(年間18円)
PER : 23.98倍
PBR : 0.49倍
優待 : あり。保有株数に応じて、自社製品。
配当利回りが低すぎます。優待を利回りに含めてもかなり低いです。
PBRは魅力的な水準ですが、これだけ利回りが低いなら、
私は妥当なディスカント率だと思います。
中国旺旺HD(00151.HK)への迂回投資としても考えられますけどね。