『続・バンコク不動産 実践編』のまとめ。タイでのコンドミニアム投資、購入について

先日、『続・バンコク不動産投資 実践編』 を読みました。本のタイトルからわかるように、この本は2作目です(ちなみに、1作目の情報を書きますと、2016年に、『バンコク不動産投資-タイのコンドミニアム購入で失敗しないための基礎知識』という入門編の本です)。

 

1作目は読んでいないのですが、2作目となるこちらの本を購入しました。

 

 

2018年に出版されており、バンコク不動産投資の本の中でも新しいため、タイの不動産投資の状況を知るには良いと思いました。

  

本の読者ターゲットなど

 

著者は、国際不動産投資のアセットマネージャーをされていた方です。そして、この本のターゲットは、予算数千万円の個人投資家です。各章で著者おすすめのコンドミニアムが紹介されているのですが、お値段高めです。

 

不動産投資を、入口(購入)→運用→出口(売却)の流れで考えると、この本は、運用と出口についての実践的な内容が書かれてるとのことです。税金についても書かれており、不動産投資を検討している人にとっては有益な情報でしょう。

 

ですが、タイの不動産投資については、そもそも冒頭の文章で『要する手間やリスクを考えると、タイの不動産投資は効率が悪い』と書かれており、まぁそのとおりなんでしょう。

 

タイのロングステイの人気

ロングステイ財団調べ『ロングステイ希望国・地域2017』 によりますと、タイはロングステイの希望国として、人気があることがわかります。

 

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上位国を見てみると、マレーシア、ハワイ、台湾、フィリピンなど、近年のブロガーたちに人気のある国が並んでいますね。

 

気になったキーワード

 

・進む二極化

現状のタイのコンドミニアム市場は、郊外は苦戦、中心地は地価が高騰しており、市内では30万B/m2を超す高級コンドミニアムが続々と売り出されて、二極化が進んでいる

 

・供給過剰

5-10万B/m2(だいたい150-300万B)の価格帯のコンドミニアムは供給過多が続いている

 

・不動産バブルではない

バブルという危険な水準ではない。なぜなら、大手デベロッパーの利益率が落ちていないから。 供給過剰によって値下げをすると、利益率は大幅に落ちるはず

 

・バンコクでハッピーリタイアメントするために

著者がバンコクでハッピーリタイアメント生活をすることを考えた場合、中古のコンドミニアムをリフォームして、インカムゲインのみを狙う 

 

郊外の安い物件を買ってはいけない理由

現在、私は郊外に住んでいるので、この点も気になりました。著者曰く、郊外の安い物件を買ってはいけないようです。

 

・売却するときに難しい

タイ人は新築思考が強く、また外国人も市内に住む場合が多いため、簡単に売却できない

 

・供給過剰

市内では高級コンドミニアムの開発によって地価が高騰しており、郊外での開発が増えている。結果、供給過剰となっている

 

・建物劣化による減損リスク

コスト削減のため安価な建材が使われていたりするため、建物劣化が早い

  

タイのコンドミニアムのマクロ情報

タイの情報を調べるには、以下のメディアのレポートを参考にするのが良いと思います。

 

コリアーズ・インターナショナル・タイランド