就活生に向けて。効率の良い就職活動の方法 -企業の選び方と考え方

 

就活って、なかなか無理ゲーだと思います。学生のうちは、文系・理系といった限られた科目のなかで偏差値という客観的数値によって進路を決めることができます。しかし、就活では数多くある会社の中から、会社のことなんて何も知らないのに、自ら働きたい会社を選ぶ必要があります。

 

しかも、日本は中途の就職が難しいです。ですから、最初に入る会社はけっこう大事。きつくないですか?

 

今日は、私が効率が良いと思う就職活動の方法について書きます。また、会社や仕事を選ぶ基準・考え方についても触れます。会社勤めを6年間した経験から、このような考え方で就活するのはアリだという方法を提示します。

 

 

狙うべきところは、就職活動がラクで、仕事もラクなところです。

 

 

まずはじめに、「やりたいことができる会社に就職する」という考え方について、私の意見を述べます。

 

 

やりたいことはプライベートの時間でやればいい

 

就職活動のときには、「自分のやりたいことがわからない」と悩む学生が大勢いると思います。 「会社の仕事は本当に自分がやりたいことなのだろうか」と。

 

私は、会社に自分のやりたいことを求める必要はないと思います。なぜなら、①お金をもらいながら、②サラリーマンという社会的に認められている地位で、なおかつ③やりたい仕事をすることは難しいからです。

 

やりたいことがあり、そしてそれが仕事に繋がるのであれば、会社に頼らずに独立しましょう。

 

会社勤めはお金をもらうためと割りきって、ラクな仕事をしながら、空いた時間で自分のやりたいことをすればいいと思います。もしくは、お金を貯めて仕事を辞めてからたっぷり楽しむという選択肢もありますね。

 

また、好きなことを仕事にするとは言っても、お金を稼ぐためにはどうしても自分のやりたいことを抑える必要が出てきます。それは、お金は他人が支払うものであり、他人のニーズを満たしたときに受け取るものであるため、基準が自分ではなく他人にあるからです。

 

身近なところではブログ記事なんかもそうですよね。稼いでいる記事は、便利系が多いことからもわかるように、読者の立場で書かれています。

 

 

仕事を楽しむために必要なこと

 

「仕事でやりたいことができないなんてまったく楽しくない、ありえない」と考える人もいることでしょう。しかし、仕事を楽しむためには、「どのような仕事をするか」ではなくて、①どのような意識で取り組むか、と②誰と一緒にするかという2つの要素も重要です。

 

仕事を楽しむキーワードの1つは、自発性です。たとえば、学生時代に勉強することは楽しくないことが多かったですが、自発的に行うと楽しかったと記憶しています。勉強をつまらなくする一番の方法は、親に「勉強しなさい!」と強制されることでしょう。とたんに面白くなくなります。やらされたら何でも面白くありません。そして、自発的に行えば、けっこうなんでも楽しめるのです。

 

 

また、「どんな人と一緒に仕事をするか」ということも仕事を楽しむためには、かなり重要です。こればっかりは入社して配属されてからでないとわからないので、入社前には手のうちようがほぼないのですが。

 

たとえば、ディズニーランドは楽しいところ、草むしりは面倒なことですよね?でも、「嫌いな人と一緒にディズニーランドに行くこと」と「好きな人と一緒に草むしりをすること」だったらどちらを選びますか?私なら後者を選びます。好きな人との草むしり、楽しそうやん。

 

 

そして、自分の好きな仕事だけをするというのは不可能ですが、自分の好きな人とだけ仕事をすることは可能です。 

 

 

就職活動がラクな会社の見分け方

 

さて、それではまずは就職活動がラクな会社を見つけましょう。

 

注目するべきポイントは、内定競争倍率です。倍率が高いところはガン無視、低いところに集中して就活に取り組むのが良いと思います。

 

 

ありがたいことに、就職四季報というものが販売されており、倍率を調べることが可能のようです。また、他にも就職に役立つ情報が乗っており買うことをオススメします。就職してからの人生にプラスになると考えれば、数千円は誤差です。

 

 

 

 

 

参考までに、上記リンクから内定倍率が高い会社と低い会社の一覧を掲載します。

 

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私の目には、企業の知名度によって明らかな歪みが生じているように見えます。

 

 

仕事がラクな会社の見分け方

 

次に、仕事がラクな会社を見分けるために注目するべきポイントを言います。それは、平均勤続年数です。

 

働きやすい会社では人はなかなか辞めませんし、キツイ会社ではすぐに人は辞めるでしょう。それらが社員の平均勤続年数に表れます。ですから、平均勤続年数が長い会社は社員にとって優良企業といえるでしょう。

 

平均勤続年数は、就職四季報に掲載されています。まぁ、ネットで調べることも可能ですし。

 

 

まとめますと、内定倍率が低くて、かつ平均勤続年数が高い企業に絞って就職活動をすればよいのではないでしょうか。

 

 

最後に

 

「仕事にやりたいことを求める必要はない」、「仕事の楽しみ方」、「内定倍率と勤続年数に注目する」という3つのことを書きました。

 

知名度の高い企業に応募が殺到している現状から、このような考え方は少数派なのかなと思って書いてみました。

 

 

何はともあれ参考になれば嬉しいです。ではでは。