メタルマックス4を今更ながらクリアしたので評価してみる
2013年11月7日に発売されたメタルマックス4をクリアしました。現在、発売から1年以上経過しているので、今更という感じですが(ネタバレあります)。
総プレイ時間は6日間で49時間39分。任天堂3DSはソフトごとに総プレイ時間が記録されます。かなりハマりました。6日間のうち、会社出勤を2日間していることを考えると、他の4日間は丸1日ゲームをしていたことになりますね。
また、ソフト本体のセーブデータの記録では総プレイ時間は42時間43分でした。
任天堂3DSの思い出きろく帳 : 49時間39分
ソフト本体のプレイ時間 : 42時間43分
2つの時間を比べてみると、差の6時間54分はバーティーが全滅してリセットしたために、ソフトのセーブデータにはカウントされなかった時間です。
主人公を何回も殺してしまいました。
さて、メタルマックス4はやりこみ要素がかなり多くて、1周目をクリアしたぐらいではまだまだ初心者レベルなのですが、これ以上やり込むと生活が破綻するので、私はメタルマックス4を卒業します。
そこで、記録を兼ねてメタルマックス4について語りたいと思います。付け加えておきますと、メタルマックス1〜3はすべてプレイしています(メタルマックス1はファミコン、メタルマックス2はスーファミ、メタルマックス3は任天堂DSでプレイしました)。
ハマり度
個人的にはメタルマックスシリーズで一番面白かったです。 ハマり度はメタルマックス1と同等レベルでしたが、アイテムの整理整頓やオートラン機能があることから、メタルマックス4はプレイヤーに優しい設計となっており、メタルマックス4に軍配があがりました。私の中では、メタルマックスシリーズにランキングをつけると
4 > 1 > 3 > 2
です。
歳を重ねるに連れて、RPGを長時間プレイすることはキツくなってくるのですが、メタルマックス4は一日中プレイしていました。それだけ面白かったです。
RPGなのに、ゲームのやり過ぎで親指の付け根の部分が痛くなりました。
ゲームのやり過ぎで親指の付け根の部分が痛くなってきた。 明日は少しだけでも生産的なことをしよう。うん。
— Mao (@Mao_kwb) 2015, 4月 16
4月11日〜16日で総プレイ42時間で、メタルマックス4をクリアした。 短期旅行をしたような気分。開始地点に戻ったときに、数日前の懐かしさがこみ上げてきた。 大量の新しい情報を短時間で頭に詰め込んだという意味では、短期旅行と似ているのかな。
— Mao (@Mao_kwb) 2015, 4月 16
気になった点など
以下、気になった点などを書きます。
パッケージの絵
これについては触れないわけにはいかないですね。「パッケージがダサい」とネットで散々叩かれています。確かにダサいのですが、サーシャ(バイクに変形するアンドロイド)に乗ってコンクリ島から逃げ出して、長い冒険を経て成長した主人公が再びサーシャに乗ってコンクリ島に帰ってくるシーンはメタルマックス4で一番感動しました。
ゲームをやり終えたあとにこのパッケージを見ると、全然違和感を感じません。
キャラクターのデザインとフルボイス
メタルマックス4はアニメーションがあり、キャラクターたちがフルボイスで話します。プレイ開始後の30分は、「こんなのメタルマックスじゃない!」とすら思いました。
イメージとして、テイルズ系みたいになってしまったと思いました。しかし、ゲームを進めると、やはりメタルマックスでした。慣れたら気になりませんし、フルボイスは臨場感が出るのでよかったと思います。
ストーリー
従来のメタルマックスシリーズはストーリーがなく、自由度がかなり高いゲームです。しかし、メタルマックス4はストーリーがあるんですよね。これにもびっくりしました。万人受けを狙ったのかと邪推してしまいました。
また、個人的にラスボスのベルイマンに違和感を感じまくりです。これは後述。
製作者の遊び心
ストーリーとは関係のない細かい部分にこだわっているかどうかで、ゲームの面白さはまったく変わってくると思います。それは、村人のセリフといった細かいことも含みます。メタルマックスシリーズは、セリフの言い回しが独特で面白いんですよね。
個人的に印象に残っているのは、ロックウェルとの遊び、金輪際リゾートの3Pマッサージ、金輪際リゾートの殺人事件、メモリーセンターの女の子が場所によって異なり、フルボイスで話してくれることですね。特に、メモリーセンターの女の子はよかったです。あれは素晴らしい。
ロックウェルとの遊びも良かったです。改造された人間が警備しているのですが、侵入者が少なすぎてヒマを持て余しているという設定。主人公が侵入して仕事ができたと喜ぶロックウェル、そして、対照的にやる気のない部下のレギオン戦闘員。会社組織での上司と部下の意識差が風刺されている気がしました。
敵の強さ
調度良かったです。私はRPGをプレイすると、基本的にレベル上げをしないので低レベルで先を進むことになるのですが、それでもなんとか先に進めました。そして、最後は経験値がどんどん入ってレベルが上がったので余裕でした。レベル69でクリア。最終パーティーは、ヒナタ(主人公)、ズキーヤ、サーシャ、ナッポです。
サーシャとナッポが異様に強かったです。人による戦闘では、常にこの2人(1人と1匹)は死なずに生き残りました。 サーシャの鉄壁モードとカウンターがなければ、クリアに難儀したと思います。
苦労した敵は、ロックウェル、大食い物体X、タマゴンです。特に大食い物体Xはゲームバランスがおかしいと思うぐらい強かったです。こちらが1ターンで与えるダメージより、敵の回復量のほうが大きかったので諦めていたら、乱入してきたレスコが超会心の一撃を2連続で出すというミラクルが起こり、なんとか倒せました。
タマゴンは30分ぐらい戦いました。まったくダメージを与えられない宇宙ドールの音波攻撃で、タマゴンがどんどん分裂していったときは、かなりイライラしましたw
お尋ね者との戦い
お尋ね者との戦いは、やはり勝てるか勝てないかギリギリのレベルで戦うのがいいですね。ハラハラします。こちらのパーティーが全滅すると、あとどれぐらいで倒せるかという撃破指数が表示されるのですが、これが60%程度だったら倒せると思います。
お尋ね者と戦っている最中に、他のお尋ね者が乱入してくるのも素晴らしいです。あの絶望感はメタルマックスならではですね。
戦車カスタム
最初の戦車を手に入れたときはやはり嬉しかったです。最終的に、風林火山をハンターの電光石火で連発、ひぼたんバルカンと対空速射砲を機銃ラッシュで連発、主砲を並べてキャノンラッシュで連発という戦車3つに落ち着きました。
戦車のカスタマイズには頭を使いますし、新しい武器が手に入ったときに戦略を練り直すのは楽しかったです。
悪魔と呼ばれているベルイマンの性格の良さ
ゲーム中でもたびたび悪魔と言われているベルイマンですが、なかなか性格が良いです。ギブスン博士がひどい拷問をされた様子も全然ないですし、その優しさゆえに主人公を殺さなかったことにより、最後主人公に殺られてしまうおちゃめなやつです。
最終的に念願の地底要塞「クロモグラ」を手に入れますが、運転が不慣れなために倒されてしまいます。
ドクターミンチに会いましょうのアレンジ
私の好きな曲である「ドクターミンチに会いましょう」。この曲は、コミカル風で軽快なリズムとシンプルで美しいメロディーが好きだったのですが、メタルマックス4ではアレンジされており、良さが失われてしまいました。これは悲しいことです。今作では、ドクターミンチは辺境の地で怪しい実験を繰り返しているので、あのようなアレンジになったのでしょう。。。残念ですね。
最後に
かなり長文になりました。メタルマックス5が出るのかどうかはわかりませんが、次期作を楽しみにしながら、筆を置きたいと思います。
メタルマックス4が好きな方はメタルマックス2も是非。