ウクライナと外こもりの聖地であるタイを比較してみる。ヨーロッパのおすすめの国

 

2017年5月に、ウクライナのキエフとオデッサに初めて滞在しました。そして、6月の今は再びウクライナに戻ってきました。リヴィウにいます。

 

「女の子がカワイイ」という情報から訪問先を決めたのですが、住み心地の良さに驚きました。タイは外こもりの聖地の1つとして有名ですが、対してウクライナは知名度が低すぎるのではないかと思います。

 

世界中を旅し続けている人たちと話しましたが、「現在、世界で最もコストパフォーマンスの良い国はウクライナ」と意見が一致しています。

 

これを機に、タイとウクライナを比較してみたいと思います。また、この比較はあくまでも私の行動を通じて感じたものです。あしからず。

 

 

ビザなしの滞在

 

タイ、最長60日間滞在できます。ただし、30日を超える場合は申請が必要。

ウクライナ、最長90日間滞在できます。何かしら申請の必要もありません。

 

日本人国籍の場合は、無料で滞在できる期間を比較すると、ウクライナは90日間に対して、タイは30日間です。これはウクライナの圧勝ですね。

 

 

治安

 

外務省の海外安全ホームページを見てください。

 

外務省 海外安全ホームページ

 

ウクライナでは、東側やクリミア自治共和国は「レベル3の渡航中止勧告」が出ています。私が今回訪れたキエフやオデッサは「レベル1の十分注意」です。

  

事故で死ぬ確率はタイのほうが高いです。

 

http://top10.sakura.ne.jp/WHO-RS-198.htmlのデータです。2010年と少し古いですが、WHOから発表された交通事故死亡者数ランキングでは、タイは世界で3位です。人口10万人あたり38.1人が交通事故で死亡しています。

 

ウクライナは、世界で108位です。人口10万人あたり13.5人が死亡しています。

 

ちなみに、日本は、世界で163位です。人口10万人あたり5.2人が死亡しています。

 

 

物価

 

タイよりもウクライナのほうが安いです。タイを始めとして、ラオス、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、フィリピン、中国、台湾と一般的に物価が安いと言われている東南アジアと比べてもウクライナのほうが安いです。

 

体感的にはタイの物価の2分の1から3分の2ですね。

 

もちろん、タイでも安いところはあるのですが、外観がきれいな店は日本と同じくらいの値段です。ウクライナでは同じような店で、新興国の価格でサービスを受けられます。コストパフォーマンスが抜群です。 

 

たとえば、これはオデッサのカフェです。コーヒー一杯100円以下です。

 

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このレベルのカフェが探せばなんとか見つかるといったものではなく、都心に普通にあります。このカフェはCity Gardenが面しているストリートにあります。

 

カフェは一例です。交通費に関しても、キエフやオデッサは15円~20円程度でOne Way乗り放題です。

 

 

親日度

 

親日度ランキングでは、タイは上位にくることからわかるように、タイのほうが親日度は高いです。これは、ご想像のとおりです。

 

むしろ、ウクライナでは日本人差別があるのかどうかが気になるところでしょうか。私が滞在した限りでは、差別的な態度などはなかったですし、みんな笑顔で対応してくれました。

 

 

衛生面や町並み

 

タイに限らず東南アジアはごちゃごちゃしています。訪れたことがある方なら同意されるでしょうが、上半身裸の浮浪者が歩いていても、まったく違和感を感じないですし、むしろマッチしています。

 

タイは熱帯ということもあるので、街中でゴキブリを見かけたり、あとはバイオハザードに出てくるような野犬がウロウロしています。

 

 

一方、ウクライナの町並みはきれいです。まさにヨーロッパという感じです。また、冬は寒くなるので、虫の大きさは小さいです。

 

 

日本円の強さ

 

タイの通貨バーツへの両替は、日本円を持参して街中にある両替所で行うのが手軽かつ高レートです。何ら難しいことではありません。

 

一方、ウクライナでは日本円を取り扱っている両替商はほとんどなく、また取り扱っている場合でもレートがかなり悪いです。ということで、日本の空港でドルやユーロに交換しておく必要があります。

 

これがちょっと手間なんですよね。ウクライナでキャッシングをするにしても、ATM手数料の高さに度肝を抜かれまして、結局、どのように両替するのがベストなのかはまだわかっていません。

 

今のところ、EuronetのATMを使うのが一番だと思っています。

 

 

食事

 

食事は好みの問題なので、人それぞれでしょう。私はパクチーが好きなので、タイ料理は好きです。

 

ウクライナで外食をしてハズレがありませんでした。どこで食べてもおいしくて、また安かったです。

 

 

女の子

 

ウクライナにカワイイ女の子が多いといのは、ちらほら聞いたことがあると思います。これは、本当です。

 

モデルのような女の子がゴロゴロいます。

 

自分が相手にされるかどうかというと、それはまた別の話なんですけどね。当然、イケメンも多いです。普通の飲食店にモデルのようなイケメンがゴロゴロいます。 

 

気候

 

バンコクとキエフの最高気温、最低気温、降水量を比較してみます。

 

参考にしたサイトはこちら。

http://www.ryoko.info/Temperature/thai/thai.htm

http://www.ryoko.info/Temperature/ukraine/ukraine.htm

 

まずは、最高気温と最低気温から。

バンコクは年中暑いですね。一方、キエフは12月〜2月にかけて最高気温がマイナスの世界です。寒いのが苦手な方は、ウクライナに滞在するのは5月〜9月に限定したほうが良さそうです。

 

続いて、降水量です。

バンコクは5月〜10月は雨季ですね。夕立のような一時的なものですが、ほぼ毎日振るイメージです。

 

ウクライナは非常に乾燥します。体感的に日本の冬並に乾燥しており、乾燥肌の方はクリームが必須です。

 

 

言語

 

タイ、タイ語。

ウクライナ、ウクライナ語とロシア語。 

 

ウクライナのネックの1つが言語です。タイのほうが英語は通じます。ウクライナでは英語が通じない場所が多いですし、何よりスーパーなどで商品に英語表記がありません。私はヨーグルトと牛乳を間違えて買ってしまいました。

 

右が牛乳、左がヨーグルトです。

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タイは人気なので、世界中の旅行者が来ています。バンコク、パタヤ、プーケット、チェンマイといった有名なところでは、英語が通じるのは当たり前ですね。また、商品にも英語表記があるのでわかりやすいです。

 

外こもりをするのであれば

 

ウクライナの素晴らしさが少しでもこの記事で伝わっていれば嬉しいです。個人的には、外こもりをするのであれば「キエフ」という選択肢は間違いなく考慮にいれます。

 

冬が寒いことを考えると、5月〜9月の間に90日間滞在を挟む形になるのかと思います。