ピアノとセミリタイアは相性が良い。ピアノ独学の方法とそのデメリット、ピアノの選び方について
さて、今日はピアノとセミリタイアは相性が良いということについて書きたいと思います。あとは、独学の方法と電子ピアノの選び方について私の意見を載せるので、みなさんの参考になれば嬉しいです。
私は、ピアノは趣味として弾いているだけです。専門的な知識はありません。ご了承ください。
お金がかからない
ありがたいことにピアノは大変メジャーな楽器となっており、電子ピアノであれば3万円台〜と安価に手に入れることが可能です。また、楽譜はネットで無料でありますし、購入しても数千円です。
そして、一度弾けるようになった曲を暗譜しておけば、一生その曲で楽しめます。私の知り合いは、高校生のころに弾けるようになった曲を社会人になった今でも弾いています。
音を出すのが簡単なので、独学で楽しめる
ピアノは押せば音が出ます。これは、実はすごいことです。音を出すことすら難しい楽器はたくさんあります。一方、ピアノは押せば音が出るんです。
シンバル、トライアングル、タンバリンなどの打楽器も叩けば音が出ますが、ピアノの方が音がたくさんあって楽しいでしょ?
猫が鍵盤を踏んでも音が出るのです。ということは、テンポを遅くしたらどんな曲でも弾けます。これは特筆すべきことだと思います。たとえば、体操の技で前方2回宙返りをしようと思っても、できないじゃないですか?ピアノはどんな難しい曲でもテンポを遅くしたら弾けるんですよ。
ピアノ独学の方法
押せば音が出る、そしてゆっくり弾けばどんな曲でも弾けるということは、練習方法は簡単です。ゆっくり弾くことを繰り返し、慣れたらスピードを上げるということの積み重ねです。
メトロノームでスピードを調整して行うといいと思います。私は300円で買ったiPhoneのメトロノームのアプリを使用しています。有料のアプリを買った理由は、「正確なリズムを刻めます。他のメトロノームのアプリは正確ではありません。」という商品説明文に乗せられたからです。真偽のほどはわかりませんが、300円なので良いかなと。
イメージ的には、筋トレと同じです。たとえば、ベンチプレスをする場合は、
70kg x 10回
60kg x 10回
50kg x 10回
みたいなトレーニングメニューを組むのですが、ピアノの場合は、
50bpm x 10回
60bpm x 10回
70bpm x 10回(bpmはbeat per minuteの略、1分間に打つ回数)
という練習メニューで練習すればいいと思います。世の中の多くのことは、数値管理が難しい(たとえば、文章の上達や投資能力の向上)ので、数値として進捗が目に見えるのは練習しやすいです。
また、1日10分の練習でもピアノは上達します。楽譜のなかで苦手な部分をチェックしておいて、スキマ時間にその部分を練習すればよいのです。効率的ですね。
あと他には、プロが弾いている曲に合わせて弾くというのも効果が高いと思います。一緒に弾くことによって違いが明確になるので、 自分のダメな部分を見つけられるようになります。音源はCDやYou Tubeで手に入ります。
独学のデメリット
音の違いに気づきにくくなることでしょうか。指を速く動かすという技巧に走ってしまい速くピアノを弾ける人が上手な人と勘違いしてしまう恐れがあります。ピアノは押すだけで音が出ますが、プロは音が違います。同じピアノで演奏しても、出る音がなぜか違います。
なぜなんだ?
ピアノ購入時に気をつけること
価格が高ければ高いほどいいものが買えます。金金金。コストパフォーマンスを第一に考える賢き消費者が出る場面ではありません。
特に差が出るのは鍵盤を押したときの感触です。この感触を「タッチ」と言います。「電子ピアノのタッチに慣れたくない」と言って、わざわざサイレント仕様のグランドピアノ(音を消して電子音を鳴らせる)を買う人もいるぐらいです。そのような人は上級者が多いですね。
とりあえず、予算と相談して店頭で実際に弾いてみて気に入ったピアノを買えば良いと思います。私は一番安かったコルグの電子ピアノを買いました。
本物のピアノが弾きたければ、わざわざ買わなくとも、1時間500円〜1000円ぐらいで貸してくれるスタジオはけっこうあります。ですから、普段は安い電子ピアノで練習して、たまにピアノをレンタルすればコストパフォーマンスが良いと思います(あれ、コストパフォーマンス???)。
ではでは。